住宅ローンを検討するにあたって、お申込人の収入金額だけでは希望する額の借入ができない場合がありますが、夫婦や親子が収入合算者としてお申込みいただくことで、融資額を増やすことが可能です。その際、【フラット35】は、同性パートナーの方も、収入合算者としてお申込みいただくことができます。
収入を合算してお申込みいただいた方は「連帯債務者」となり、1つのローンを同等に連帯して返済していきます。
また、同性パートナーの方を融資物件共有者として追加していただくこともできます。
同性パートナーの方を連帯債務者又は融資物件共有者とする場合、お申込みする金融機関に、次の1または2いずれかの書類を提示していただく必要があります。
■主な必要書類
お申込み先の金融機関に、次の1または2いずれかの書類を提示していただきます。
なお、1または2以外の必要書類は取扱金融機関にご確認ください。
地方公共団体が発行するパートナーシップ証明書、宣誓書受領書またはこれに準ずる書類
●お申込ご本人もしくは連帯債務者の現住所または、取得対象住宅の所在地の地方公共団体が発行していることを確認します。
●発行した地方公共団体が、紛失または無効となった証明証等の番号をホームページ上に掲載している場合は、これに該当しないことを確認します。
同性パートナーに関する合意契約に係る公正証書の正本または謄本
●お申込ご本人と連帯債務者が共同生活を営むに当たり、当事者間において締結した合意契約に、次の①および②の事項が掲載されていることを確認します。※
① 二人が愛情と信頼に基づく真摯な関係であること。
② 二人が同居し、共同生活において互いに責任を持って協力し、およびその共同生活に必要な費用を分担する義務を負うこと。
※①および②と同様の意味であることがわかる内容が記載されていればお申込みいただけます。
■ご利用条件・融資手続
申込要件、借入金利等のご利用条件や融資手続は、【フラット35】と同様です。
■団体信用生命保険
夫婦連生団信(デュエット)をご利用いただけます。
~「デュエット」(ペア連生団信)とは~
ご夫婦で連帯債務となる場合は、どちらかひとりがご加入いただくか、またはふたりで「デュエット」(ペア連生団信)にご加入いただけます。「デュエット」をご利用いただくとどちらかが万一の場合は、住宅金融支援機構に支払われる保険金が債務に充当されるため、住宅の持分、返済割合などにかかわらず、以後の【フラット35】の債務の返済が不要となります。「デュエット」をご利用できるご夫婦には、戸籍上の夫婦のほか、婚約関係にある方、内縁関係にある方、同性パートナーの関係にある方を含みます。
■子育てプラスは使える?
子育てプラスを利用できる若年夫婦の要件に合致すれば利用可能です。
借入申込時に夫婦(法律婚、同性パートナーおよび事実婚の関係をいいます。なお、婚約状態の方は対象外です。)であり、夫婦のいずれかが借入申込年度の4月1日において40歳未満であることが要件です。